トリコモナス感染症について [2025.08.31] 性行為感染症(STI)の一つにトリコモナスがあります。男性の場合尿道炎の原因となり、女性では膣炎の原因となります。トリコモナスが細菌やウイルスではなく原虫という寄生虫です。性行為にて人から人へ感染します。男性では感染していても症状が出にくいとされており、パートナーの感染が判明した後に受診されるケースが多いです。男性尿道炎の方で、淋菌とクラミジアがどちらも検査で陰性で、かつ抗生剤治療後も症状が遷延する場合にトリコモナスを疑うことになります。尿のPCR検査で診断可能です。フラジールという内服薬で治療可能です。 前の記事へ次の記事へ