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帯状疱疹ワクチンについて

[2025.05.15]
伊丹市にて<高齢者の帯状疱疹(接種費用一部公費負担)の定期予防接種>が令和7年4月より開始になりました。対象となる方は、今年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方と100歳以上の方です。

65歳の時に人生で一度補助にて帯状疱疹ワクチンを受けることができる。これが基本の考え方なのだと思われます。今65歳以上の方は受けることができなくなるので、70歳、75歳、80歳といった年齢でも受けれるようにしています、現行の制度が5年継続させると、65歳以上の方の全員に伊丹市の補助でのワクチン接種が可能となります。

帯状疱疹ワクチンには2種類あります。 1 シングリックス 予防効果 97%、効果持続期間 10年、接種回数 2回、費用 伊丹市補助で自己負担が11000円×2と高額、強い副作用の可能性 

2 ビケン     予防効果 50%、効果持続期間 5年、接種回数 1回、費用 伊丹市補助で自己負担が4000円 

上記に2種ずれも選択可能です。効果が高いが値段も高く、副作用もあるシングリックス、効果はほどほどで値段が安いビケン。こんな感じかと思います。シングリックスの副作用はコロナワクチンとよく似ていますが、コロナワクチンよりもだいぶ強いと考えてください。ただ、明らかに非常に有効な予防効果があるワクチンです。どちらを選ぶかは各自に自由です。私が65歳になる時がきたら、シングリックスを選ぶような気がします。 帯状疱疹とは水ぼうそう(水痘)と同じウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、体に潜伏したままの状態で再活性化することで発症します。多くの方は小児期に水ぼうそうにかかったことがあると思います。水ぼうそうは治っているのですが、原因のウイルスは体のどこかに潜んでいて、実は完全に除去はされていません。40年とか50年とかの経過で体に潜んでいたウイルスが再燃した状態が帯状疱疹です。

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれが現れます。治療薬はありますし、治る病気ですが、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる後遺症が時にあり、これが困ります。痛みが長期にわたり残存して生活の質を落とします。早期の治療が重要であり、もう一つの考え方がワクチンで帯状疱疹を予防することです。もともと水ぼうそうに対する抗体を見っているので、それを活性化させておくと予防できるということです。

当クリニックでも帯状疱ワクチンが施行可能です。伊丹市の補助の対象となる年れ出ない方の場合、4000円の補助(自己負担が18500円)にて施行可能です。できるだけ予約をお願いします。
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