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高齢者の漢方

[2024.06.23]
堺市立総合医療センターにて通院されていた患者さんの最高齢は104歳でした。その方は戦後シベリアから戻ってこられていて、ウクライナの報道が盛んにされている時期にはロシアについて延々とお話ししてくれました。

平均寿命は、昭和55年では男性73.3歳、女性78.7歳、平成30年では男性81.5歳、女性87.3歳です。令和はさらに伸びるのでしょうか。健康に長生きすることが重要です。

フレイルとは<心身が衰えた状態>を指します。要介護状態となる一歩手前です。具体的には1)体重減少 2)疲労感 3)活動量低下 4)緩慢さ(歩行速度の低下) 5)虚弱(握力低下) の3つが当てはまるとフレイルです。フレイルはいろんな原因で起こりますし、避けることができないのですが、フレイルの状態で適切な医療介入を受けることで、要介護状態となることを先延ばしにできます。この分野で漢方治療が注目されております。

漢方は病態に合わせて加味帰脾湯、牛車腎気丸などを使い分けます。要介護となる前に漢方を使い健康寿命を延長したいと考えております。

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