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男性更年期障害外来の現状

[2024.07.15]
開院以降6週間目になりました。男性ホルモンの補充をしている方が現在4名になりました。エナルモンデポという男性ホルモン製剤を注射しております。保険で施行している方もあれば自費で施行している方もあります。主に精神症状と性機能にかんする問診表であるAMSスコアと血液検査で男性ホルモンを測定して男性更年期障害の診断を行っております。

エナルモンデポが国内での流通量が限られており、なかなか入手できなくなっております。薬品会社に繰り返し連絡をいれて確保するように努めておりますが、当院のような小規模クリニックでは特別な納入ルートはないので、薬品会社が届けてくれなければ欠品します。2024年7月の時点では4名の患者さんに当面は継続できる本数を確保しておりますが、患者さんが増える可能性もありますし、先のことを考えると不安があります。 代替えになるもの候補として、グローミンという男性ホルモンを含んだ外用薬があります。使用経験はないのですが、エナルモンの代わりにはなると聞きます。グローミンの効果は男性ホルモンを定期的に測定すればわかるので、近日グローミンの効果をお伝えできると思います。 男性ホルモンには日内変動があり、正確な評価のために採血は午前中にする必要があります。

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