自宅の解体、クリニック建設へ。
令和5年12月 長らく住み親しんだ自宅が解体されました。
自分が4歳の時(昭和52年)、当地に父が建てた家です。両親、兄3人と子犬一匹とともに引っ越してきました。引っ越しというものを理解できてなかったですが、たくさんの人がやってきて荷物が入っていくのをわくわくしながら眺めていました。広い家でも豪華な家でもありませんが、家族みな健康で快適に過ごせた家でありました。子犬はすぐに大人になり、そして老犬となり、私が中学生の時に天国へ召されました。平成5年に広島大学に入学するまでの19歳までをこの家で過ごしました。
その頃からは両親と2代目に迎えた犬のみが住む家になりました。2代目の犬も私が大学を卒業するころには天国へ召されて、ここ20年ほどは両親のみが住む家となっていました。新築からは46年が経過した令和4年、父の死をきっかけに当地でクリニック開業に思い至りました。阪神大震災の影響にも負けず両親の生活をささえてくれた家、私と兄3人、犬2匹の成長を見守ってくれた大切な家が解体される姿をみながら、クリニック経営に向けて決意を改めています。