伊丹よしおかクリニック

１０月１日よりワクチン接種が開始となります。当院でもインフルエンザとコロナと両方のワクチンを接種する準備をしております。

インフルエンザについては従来と変わったところはなさそうです。65歳以上の方および60～64歳で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の周りの生活を極度に制限される方が定期接種の対象です。それ以外の方は任意接種となります。定期接種と任意接種といわれてもわかりにくいですが、定期接種は市町村の補助があり接種料金が安くなります。任意接種は補助がありません。伊丹市では定期接種は1500円となっております。任意接種は3500円になる見込みです。（変更の可能性あり）12歳以下の方ではインフルエンザワクチンは通常2回接種が必要です。１回目の２回目の間隔は４週間が良いとされております。小学校高学年からは当院で対応可能です。

コロナワクチンについては無料接種がなくなりました。今年からはインフルエンザとよく似た方法になります。インフルエンザと同様に65歳以上の方および60～64歳で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の周りの生活を極度に制限される方が定期接種（公費補助あり）の対象です。それ以外の方は任意接種（公費補助なし）です。定期接種の価格は3260円に決定しています。任意接種の価格は16000円くらいになりそうですが、正確な価格は未定です。コロナのワクチンはファイザー、モデルナといった従来のものに加えて第一三共、明治、塩野義といった日本の製薬会社からも供給されます。塩野義製薬のものはmRNAを使用していないワクチンです。明治のものはmRNAの自己増殖という新しい技術が使用されています。（レプリコンワクチン）

当クリニックはファイザーのものを入荷できるように準備しております。

インフルエンザについては従来と同様の需要があることを予想しています。コロナについては制度が変わっての初年度ですので、どれくらいの需要があるのかわかりません。今年の夏にもコロナの流行がありました。コロナは弱毒化しているといわれていますが、＜ただの風邪＞と呼ぶのには同意できません。今もしつこくて、強い症状がしばらく持続する＜悪い風邪＞で、時に重症化もあります。ただ、ワクチンの効果も完全とは程遠く、任意接種では価格も高く、かつ副作用もあります。 コロナワクチンについては、各個人の判断にゆだねることになります。特に任意接種については、各個人が十分に考えて決めていただきたいと思います。