性行為感染症の咽頭検査について
[2024.08.01]
生理食塩水でうがいをして、その液体をPCR検査に出すことで、咽頭感染の有無が判明します。保険診療で検査可能です。
咽頭淋菌、咽頭クラミジアともに、のどがイガイガする、飲み込むときに違和感があるといった、咽頭炎の症状がでるとされております。
強い症状は出ることは少なく、無症状で保菌していることもあります。無症状の咽頭感染が他者への感染を広げるリスクになっていると指摘されております。
咽頭感染も尿道炎と同じような抗生剤で治療できます。性行為感染症のリスクのある方が、咽頭炎の症状を訴えられて受診されることが増えております。生理食塩水のうがい液でPCR検査をすでに複数の方に施行しました。今のところは、淋菌やクラミジアが陽性に出た方はいません。実際は咽頭に淋菌やクラミジアが感染する率は低いのかもしれません。
咽頭炎はほかの原因菌によって引き起こされたいたものと思われます。患者さんが検査結果を聞きに来られた時には、多くは改善されています。使用した抗生剤や漢方が効いたのであろうと思います。コロナの場合もあるかもしれませんし、何らかのウイルスによる咽頭炎なのだ思います。