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漢方診療全般

泌尿器科疾患への漢方治療と一般的な漢方治療があります。
漢方がよいと考える領域に絞っております。漢方薬単独ではなく、通常診療へ漢方を追加していきます。通常の診療で効果が不十分と思われている方からの相談をお待ちしています。
ツムラや小太郎のエキス製剤を1剤または2剤使用します。基本、保険診療です。頻用約は院内処方で準備しております。診察、薬を合わせての料金が2000円から3000円くらいになります。
漢方には副作用がないとは考えておりません。効きすぎて体調不良となる方もいます。初回は対面は短期の処方になります。体調をみながら、副作用に注意しながら治療継続の可否を考えます。
下記以外の症状でもできる限り対応いたしますので相談ください。

 

風邪

コロナとインフルエンザの抗原検査は推奨します。インフルエンザでは専用の薬が一番効きます。コロナは感染力が強く、一部に重症化リスクがあり、少しは注意しておいたほうが良いと思ってます。
コロナとインフルエンザ以外を風邪として総称します。
風邪にはメジコン(咳止め)、ムコソルバン(去痰剤)が風邪の症状緩和によく処方されます。
そこに追加して症状緩和に使用できる漢方薬があります。発汗治療という即効性のあるものもあります。汗を出して風邪を治すという考え方で、葛根湯もそのために使用される薬剤です。さらに、風邪の時期、咳、痰、鼻閉など症状に合わせて麻黄附子細辛湯などの漢方を選択します。そこに体力や免疫を補うような薬剤を証に合わせて使用します。

アレルギー性鼻炎(花粉症)

現在、国民の半数近くが花粉症になります。アレグラなどの、抗ヒスタミン作用の薬が処方されますが、なかなかすっとは効きません。風邪と同様に即効性のある漢方は複数あります。水のようなサラサラの鼻水、鼻詰まりと症状ごとに分けた漢方治療があり、風邪の漢方と同様に体力や免疫を上げる薬剤と合わせて使用します。

女性の漢方

漢方が古くから使われてきた領域にPMS(月経前症候群)や更年期障害といった女性特有の症状の改善があります。そもそも漢方診療所には女性患者が多く、漢方と女性は相性がよいです。
PMSでは加味逍遙散から開始して、むくみがあるか、イライラするかなど症状にあわせてもう一剤使用してきます。
女性の更年期障害では、のぼせ、ほてり、発汗、不眠、抑うつ、易疲労感、といった症状に対して加味逍遥散から開始して、症状に合わせてもう一剤使用していきます。
加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸が3大女性漢方といわれています。いかにストレスを除去するか、が重要と考えております。芎帰調血飲第一加減という自費診療の漢方もあります。

コロナや風邪の後の体調不良

コロナの後遺症として知られる症状は多彩です。倦怠感、労作後の強い疲労感、頭痛、咳、息切れといったものが代表です。思考力、集中力が低下して、仕事や学校に復帰してもうまくいかなくて、抑うつ状態になってしまうこともあります。コロナ後によく知られるようになりましたが、以前より風邪の後に体調不良が続く状態はあったと考えております。抜本的な対策はなく、時間とともに少しずつ改善していくのですが、このような領域でこそ漢方が有用と考えております。頭痛には五苓散、咳には麦門冬湯と選択枝があり、補中益気湯や十全大補湯といった補気剤を使い、かつストレスを除去するような薬剤も追加で使用していきます。次の項目の慢性的な疲労にも関係していきます。

慢性的な疲労

現代において、仕事、家庭、子育て、介護など、人は疲れています。疲れの原因を取り除ければ一番ですが、現実はそうはいきません。漢方独自の考え方で、<気>というものがあります。体を支えるエネルギーのようなものです。<気>が足りないことが<気虚>の状態となります。<気>がうまく回らない状態が<気滞>になります。 体力的に疲れているのが<気虚>、ストレスで疲れているのが<気滞>と考えてもよいです。補中益気湯をはじめとする漢方で<気>を補います。私が考えている漢方診療の一番有用な領域がここです。学校を休みがちな学生さんからの相談もお待ちしております。

不眠

子供のころはよく眠れて、中途で覚醒することもなく、朝はすっきりと目覚めていたのに、年を重なるにつれて、睡眠時間が短くなり、睡眠は浅くなり、中途で覚醒する回数が増えてきた。この様に感じたことはないでしょうか。夜間頻尿にも相関していきます。睡眠は時間だけでなく質も大切です。健康な生活には良質な睡眠が必須です。
不眠にもいくつかのタイプがあります。

  1. イライラして、考え事が多くて眠れない。
  2. 眠りが浅くて何度も目が覚める。 
  3. 眠れるが中途覚醒してその後寝られなくなる。

ざっとこの3つのパターンについて、それぞれの漢方薬があります。睡眠導入剤や精神安定剤を使うほどではないと思われる方におすすめです。漢方のみに限定して考える必要はなく、睡眠剤も必要に応じて使用していきます。

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