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性病診療について

[2024.07.13]
泌尿器科クリニックには、男性の性病患者さんがよく受診されます。6月に開業してからこれまで、淋菌による尿道炎、クラミジアによる尿道炎、その他の原因による尿道炎、コンジローマ、カンジダによる亀頭包皮炎の方の受診がありました。皆さん何らかの自覚症状があり、心配されて受診されます。当たり前ですが、正確な診断と確実な治療が必須です。当院では、患者さんに恥ずかしい思いをさせない診療を心がけております。

尿道炎の方には淋菌、クラミジアの同時PCRをしております。感度が高くとても有用です。マイコプラズマやウレアプラズマについての検査も可能になりました。

コンジローマは病変の見た目で診断できます。小さな病変では液体窒素が一番きれいに治癒します。近隣の皮膚科に相談することもあります。

カンジダは真菌検鏡ができます。ケトコナゾール外用薬がカンジダにはよく効きます。院内処方で在庫しております。

ヘルペスについては抗原検査のキットを常備しておりますのでいつでも正確な診断ができます。また再発時のPITにも対応できる準備をしております。

梅毒の方の受診も2名ありました。国立感染症研究所、性感染症学会など複数の箇所から梅毒の症例数が増えていると警告されています。近年どんどん症例数が増えています。性感染症のリスクを自覚されていない方の梅毒感染もあります。ペニスに出現した非定型的な皮疹が梅毒の徴候です。できるだけ早い検査、治療開始が必要です。少しでも心配なことがあれば相談ください。

自宅でできる性病検査キッドが販売されていますが、正確な診断、治療のためには泌尿器科を受診してほしいと思います。中途半端な診断や治療は2次災害を起こすかもしれません。パートナーの方の治療についても相談できます。
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